ブックタイトル資料政経
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高校政治経済資料集
92 ?第2章日本国憲法の基本的性格3日本の防衛と日米安保中国160万人海兵隊員1万人2,580機890隻142.3万トン●1●日本周辺のおもな兵力の状況(『防衛白書』平成26年版)陸上兵力作戦機艦艇極東ロシア約8万人約340機約240隻60万トン第1編現代の政治北朝鮮600機102万人650隻10.1万トン日本14万人420機139隻45.3万トン韓国52万人海兵隊員2.7万人620機190隻19.5万トンミリタリー・バランス(2014)などによる。日本は’13年度末実勢力。在日・在韓駐留米軍の陸上兵力は陸軍および海兵隊の総数。在韓米軍1.9万人60機台湾20万人海兵隊員1.5万人500機410隻20.1万トン在日米軍1.8万人130機米第7艦隊50機(艦載)20隻34.7万トン●2●「防衛力のあり方」の変遷考え方背景76年大綱基盤的防衛力構想に基づき,独立国としての(三木内閣)必要最小限の防衛力を国内に均等配置する95年大綱基盤的防衛力構想を踏襲し,新たに積極的な(村山内閣)国際平和協力や大規模災害への対応を追加東西冷戦が緊張緩和に向かう中,日本周辺は米中ソが均衡東西冷戦は終結したが,大量破壊兵器やミサイルの拡散などの新たな危機が増大基盤的防衛力構想の有効な部分は継承しつつ,テロや北朝鮮の弾道ミサイルの脅威,中国の04年大綱新たな脅威や多様な事態への実効的対抗能力軍事力増強や海洋の活動範囲拡大(小泉内閣)を重視し,ミサイル防衛体制を強化する10年大綱(菅内閣)機動力や警戒監視を重視し柔軟に部隊を配置・運営する動的防衛力の概念を導入。南西諸島の防衛強化中国の軍事力増強と勢力拡大,北朝鮮の核開発や弾道ミサイル開発資料を読む防衛力は拡充日本の周辺地域では,冷戦終結後も各国・地域の対立の構図が残されている。朝鮮半島では北朝鮮と韓国が,首脳会談は実現したものの北緯38度線をはさんで軍事的に対峙している。北朝鮮は核兵器製造,ミサイル開発を宣言し,国際社会から強い圧力を受けている。海峡をはさんで台湾と向かい合う中国は,「台湾独立」なら軍事力を行使する姿勢を崩しておらず,その軍事力は1990年以来増強を続けている。日本は,韓国と竹島,中国とは尖閣諸島や海底ガス田開発をめぐって係争状態にある(? p.250,251)。また日本と韓国に駐留する米軍は,兵力削減をすすめている(1)。安全保障環境の変化に対応して防衛力のあり方も変遷している(2)。