ブックタイトル資料政経

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概要

高校政治経済資料集

●5●憲法調査会最終報告第6節憲法改正問題? 155●6●各国憲法の動向(1990年以降)●衆議院憲法調査会報告書のポイント多数意見各論併記?戦争放棄の理念を堅安持全保?自衛権と自衛隊につい障て憲法上の措置をとる?国連の集団安全保障?国際協力規定の明記?集団自衛権は1認める2認めるが行使に限度を設ける3認めない─の3論併記活動に参加人権?環境権,知る権利,プ?「国防の義務」など義ライバシー権を明記務規定の新設統?二院制を維持?参院の権限縮小治機?首相の指導力を強化?健全財政に努める規構?憲法裁判所を設置定の明記?道州制を導入(『日本経済新聞』2005. 4. 16)●参議院報告書の骨子【共通か,おおむね共通の認識が得られたもの】(自民,民主,公明,共産,社民の5党が一致)・象徴天皇制の維持。女性天皇の容認・戦争放棄を定めた9条1項の維持・二院制の維持。衆参両院不一致の場合の再議決要件の緩和には慎重すうせい【趨勢である意見】(自民,民主,公明の3党がおおむね一致)・プライバシー権,環境権など新しい人権の明記・憲法調査会で憲法改正手続きの議論を続ける【意見が分かれたもの】・前文に歴史・伝統・文化を書くべきか・天皇の元首化・戦力の不保持を定めた9条2項の改正の要否。自衛隊の存在の明記・集団的自衛権を認めることの是非・改正要件の緩和(『朝日新聞』2005. 4. 20)環境権モンゴル.パラグアイ,チェコ,ギニア環国民の権利であると同時に義務ブルガリア,ロシ境ア,ギニア,コンゴ権国民の環境保護の義務ラオス,ベトナム国の環境保護の責務ネパール,クロアチア,バーレーン,東ティモール等68か国プ私事及び家族生活のプライバシーの保護ルワンラダ,クロアチア,ブルガリア,東ティモールイバプライバシーの権利の保護モルドバ,モザンビーシク,南アフリカ,フィジーー個人情報の保護ロシア,タジキスタン,ウクライナ,ポーランド,アルバニア等66か国知情報を取得し伝える自由カザフスタン,アゼルバる権イジャン,グルジア,フィジー,マダガスカル利国家の持つ情報に自由にアクセスできる権利タイ,南アフリカ,リトアニア,コンゴ等41か国家国家と社会によって保護を受ける権利ブルンジ,庭の中央アフリカ,ウガンダ,ルワンダ,アルメニア保家庭の保護・老齢者・身体障害者の保護ウズ護ベキスタン,セイシェル,ニジェール,ベネズエラ,カーボベルデ等67か国政エストニア,アンドラ,アルゼンチン,ウクライナ,エ党条チオピア,タイ,スイス,コンゴ,ロシア,南アフリカ,項スーダン,東ティモール等77か国憲ネパール,クロアチア,ガボン,赤道ギニア,モンゴル,法裁トーゴ,モロッコ,ベラルーシ,セネガル,スロバキア,判リトアニア,チェコ,ロシア,ウクライナ,カンボジア,所南アフリカ等57か国非常ナミビア,ネパール,マリ,モンゴル,ルーマニア,事パラグアイ,リトアニア,アンドラ,ロシア,エチオピア,態対フィンランド,スイス,東ティモール等8 1か国処規定国キルギス,アルゼンチン,コモロ,エクアドル,スイス,民投フィンランド,クロアチア,モンゴル,ロシア,ウクライナ,票南アフリカ,東ティモール等60か国第1編現代の政治資料を読むさまざまな意見を整理衆参それぞれの憲法調査会が5年の調査期間を終え,最終報告書を議長に提出した。衆参両院がそろって憲法改正の方向を示したことで,今後の論議は多数意見を出発点として進むものとみられる(5)。(2002年3月現在)*国民投票は,憲法改正の場合を除く(西修『世界の憲法トレンドと立憲主義』[比較憲法学研究15号]より作成)近年の各国憲法の傾向1990年以降に制定された各国憲法(84ヵ国)の傾向を見ると,日本国憲法にはない,環境権,プライバシー,家庭の保護,政党条項,憲法裁判所による抽象的審査などが,いずれも2/3以上の国々で規定されている(6)。